イワナ放流・清掃活動と合同パトロール

10月4日の午前に水谷地区の工事関係者で構成されている水谷協力推進会が主催するイワナの放流

とクリーン作戦(清掃活動)が実施されました。

この活動は、立山カルデラ常願寺川流域の豊かな自然と共存し工事を進めて行くために毎年行ってい

ます。

       イワナの放流↓               クリーン作戦↓

 

午後からは水谷地区の合同安全パトロールが実施されました。

工事も完成間近ですが下山するまで気を引き締めて工事を行っていきます。

    安全パトロール実施状況↓              現場状況↓

 

緊急時の対応

万が一命にかかわる緊急事態が発生した場合に備えて現場休憩所にAED(自動体外式除細動器)と

レスキューベンチ(担架になる椅子)を設置しています。

また、いざという時に使用できるように全作業員に使用方法について安全教育を行っています。

現場休憩所(AED・レスキューベンチ)↓

 

AEDの使用方法(安全教育)↓

 

さらに本工事は立山カルデラ内の崩壊地であるがゆえに、大規模な自然災害を想定して、現場休憩所

に非常食・飲料を備蓄しています。また、最悪の事態として、現場休憩所に留まれない状況になり、

避難する際に備えて全員分の非常時持出袋を設置しています。

非常食・飲料の常備↓

 

非常時持出袋の設置↓

 

 

台風21号の脅威

9月4日、非常に強い台風21号は大雨や暴風、記録的な高潮をもたらし、各地で被害が相次いだ。

台風21号の進路図↓

富山県に接近した17時40分頃、工事の拠点となる水谷平宿舎に被害が及んだ。

宿舎の被害状況↓

 

工事は台風接近のため中止しており、宿舎で全員が待機していた時だったが、不幸中の幸いでケガ人

は無く全員無事だった。

また、現場は雨量も少なかったおかげで被災することはなく、飛散養生を行っていたので大きな被害

はなかった。今後も台風が通過することが予想されるため全員が下山し安全確保に努めていきたい。

インターンシップ現場見学

当社で受け入れている夏季インターンシップの学生が現場見学に訪れました。

実際に堰堤工事や工事用道路工事の様子を見てまわり工事の説明を行いました。

今回のインターンシップで土木の仕事内容に興味を持ち、共に仕事ができる日を楽しみにしています。

現場見学の様子↓

 

 

土石流対策

施工箇所である滝谷は標高1500mの狭いV字形の峡谷であり、土石流の到達する恐れのある場所です。

よって、土石流が発生した場合に即避難ができるように施工箇所より上流800m地点にワイヤーセンサー

を張り、切断した時に警報装置が作動するようになっています。しかし、7月末まで残雪が多くセンサー

を張れないため、監視カメラを設置して土石流監視員を常駐させて作業を行いました。

土石流監視員は土石流の前兆現象及び土石流を発見した場合は手元の強制スイッチを押すことで警報装置

を作動させることができるシステムとしました。

        監視モニター↓               土石流監視状況↓

 

監視カメラは雪解けしている箇所に1台(↓左側)、施工箇所上流800m地点に1台(↓右側)の計2台設

置してモニターでリアルタイムで監視できるようにしました。

監視モニター画面↓

警報装置は滝谷だけでなく、避難時に影響をおよぼす他の谷(湯川本流、松尾谷、兎谷)で土石流が発生し

た場合にも連動して作動するシステムとなっています。

また、雨量作業中止基準を上回った場合にも作動し一目でわかるようになっています。

雨量・土石流ワイヤーセンサー連動警報装置↓

 

警報装置は本来、作業員が確認しやすい場所に設置しなければいけません。

しかし、施工箇所は高低差が30mあり、警報装置は無線で連携していることから、施工箇所の下部に設置する

と不具合が生じやすく危険です。よってメイン警報装置は上部に設置し、下部に移動できるサブの警報装置を

設置しました。

作業工程に合わせてサブの警報装置の設置場所を移動し、作業員が確認できるようにしています。

        警報装置の配置↓            移動式サブ警報装置↓

 

河床勾配が急であることから施工箇所の副堰堤から上流域の状況はまったくわからないので、さらに少しでも

避難行動が迅速にできるように、シルウォッチ(腕時計型の無線機)を作業員に携帯させています。

シルウォッチ(警報発令時、アラーム音+振動+文字が作動)↓

 

毎月1回、現場では動きづらい雨具を着用して避難訓練を実施し、避難時間を計測して土石流の到達予想時間内

に避難完了できるか検証しています。

また、湯川・兎谷工事連絡会6社で合同避難訓練を実施し、警報装置が正常に連携しているか確認しています。

今後も命を守るために取り組んでいきます。

     土石流を想定した避難訓練↓            訓練後の反省会↓

 

キャンプ砂防2018in立山 現場体験

毎年、国土交通省では中山間地域における砂防の意義・役割を考えることを目的とし、砂防の現状を

実際に体験できる場を全国の学生を対象にキャンプ砂防として提供しています。

8月21日にICT施工の現場体験として、滝谷の現場に全国から大学生5名が訪れ楽しい時間を過ご

すことができました。

砂防や土木などの仕事や役割に興味を持ち、いつか一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

堰堤工事現場にて工事概要の説明↓

ICT施工の概要説明↓

ICT施工現場でのマシンガイダンスバックホウの説明↓

突然の訪問者!!

7月27日の朝、水谷平宿舎の食堂が荒らされていました。炊事員の方に呼ばれ炊事場に行くと、網戸

が破られ、作っていたカレーが散乱している状況でした。

炊事場の状況↓

何か野生の動物が入り込んだと感じたので、監督員に報告しなければと思い、とりあえず網戸を外し

に裏手に周ったとき何か動物の気配を感じ、よく見ると成獣の熊でした。

現場や通行する道路で見かけることはありますが、かなり恐怖を感じました。

熊と遭遇↓

その後数日、水谷平で熊が目撃されるようになったことから、現場対応として宿舎周辺の草刈りを行

い、動物除けの薬を蒔きました。また、現場で用意していた拡声器・熊除けスプレーを宿舎にもすぐ

使えるよう常備しました。

発注者の対応として熊が侵入できないように水谷平の全宿舎の周囲に電気柵が張られました。

さらに専門家の方から熊の習性・対策について講義が開かれ、知らなかったことが多く大変勉強にな

りました。

その後現在までに熊の目撃情報はありませんが警戒していきたいと思います。

侵入防止の電気柵↓

現場ライブカメラ設置

現場にライブカメラを設置しました。

現場の状況がホームページの気象交通情報から確認できます。

SABO体験楽校 現場作業体験

毎年、国土交通省 立山砂防事務所では富山県内の高校生以上、二十歳までの男女学生を対象に富山と

砂防の関りを楽しみながら理解していただくことを目的としてSABO体験楽校を開催しています。

8月1日に現場作業体験としてこの滝谷の現場に県内の高校生9名が訪れ楽しい時間を過ごすことが

できました。

少しでも砂防のことや土木の仕事に興味をもってもらえたら幸いです。

堰堤工事現場にて工事概要の説明↓

ICT施工現場でマシンガイダンスバックホウの説明↓

ドローンの飛行体験↓

ドローンの活用

ドローン(操縦士が乗らない、無人飛行機)の現場での活用方法について紹介します。工事場所は立山

カルデラの最も上流で作業を進めており、土石流の到達する恐れがある危険な場所であることから、大

雨や出水等について厳しい中止基準を設定しています。

中止解除になった場合、従来は上流域の点検を歩いて目視して行っていましたが、危険が多く、安全な

場所からドローンで撮影して点検を行っています。

ドローン操縦状況↓

上流域に新たな崩壊地がないか、異常がみられないか安全で且つ短時間で点検することができます。

上流域空撮動画↓

過積載の防止

事業用トラックによる重大事故は毎年約2,000件、死者約700人で推移し、そのうち衝突事故が約60%

を占め、過積載による制動力の低下が、事故の大きな原因の一つとされています。

過積載することで、ブレーキがきかなくなったり、カーブが曲がれなくなるなどの交通事故が増加します。

また、路面のわだち掘れや橋梁の損傷、騒音や排ガスが増加し環境への影響も大きくなります。

過積載を防止するために、現場ではダンプトラックの荷台に積載ラインを明示し、ラインを超えて積み込む

と過積載だと視覚的にわかるようにしています。

また、現場内にトラックスケールを設置し、午前と午後に各車両の総重量を計量し過積載を防止しています。

 

熱中症対策

富山市内では連日、最高気温が35℃以上の猛暑日になり、暑い日が多くなる時期を迎え、

熱中症の危険が高まってきました。現場の標高は約1500mであり、気温は暑くても30℃

に達しないのですが、日差しがきつく例年より暑く感じるため、厳重に熱中症対策を行って

います。

現場休憩所に冷温水器・冷蔵庫を完備して、飲料を常備しています↓

 

小まめに休憩がとれるように日よけテントや日よけ小屋(スポットクーラー)を整備しています↓

 

塩分補給の塩飴や体温上昇を抑えるクールキャップを配布しています↓

 

熱中症の予防・応急処置について安全教育を行いました↓

現場環境改善

本工事の現場休憩所は、間伐材を使用し景観に配慮した外観で造作し、仮設トイレには、

快適トイレを設置しています。

快適トイレとは、女性も活用しやすいトイレのことであり、建設現場の職場環境の改善を

はかるため設置しています。

現場休憩所↓

休憩所入口↓

手洗いシンク↓

快適トイレ↓

レンタルが中心の建設現場の仮設トイレが快適トイレに変わることにより、災害時に避難所

等に持ち込まれる仮設トイレも快適トイレに変わるといった副次的効果も期待されています。

花植え

7月2日(月)に水谷協力推進会主催の花植えを行いました。

水谷協力推進会とは、立山カルデラ僻地で例年5月下旬~11月上旬の間、水谷平宿舎で生活しながら

砂防工事を行っている建設会社で構成されています。

花植えは、色とりどりの美しい花が水谷平に咲くことで、危険な現場で作業を行っている工事関係者

の心に少しでも、潤いと安らぎを与えれればという願いが込められています。

6月28日の豪雨

6月28日現場の最大時間雨量25㎜の大雨により作業を中止したときの現場の様子である。

川水はかなり濁っており、土砂の流下がみられ、仮締切は満水となっている。

30分後に現場を立ち去るときの状況である。上流域の雨量の目安である室堂で最大時間雨量42㎜

降っていたこともあり、急激に増水し仮締切を溢れている様子がみられる。

同日16:00に中止基準解除となり、現場状況を確認した。

仮締切は崩壊しておらず、現場は無事だった。

悪天候が長引かず回復したことにより、川水の水量も減っていったと予想される。

但し、時間雨量30㎜を超える雨量が続いたときは、災害を免れないと感じた。

外来種侵入防止の取り組み

立山カルデラは、中部山岳国立公園内に位置し、現在は砂防工事事業以外に人が立ち入らない場所

であるため、高山特有の生態系が残っています。しかし近年、立山カルデラには本来生育しない外国産

の植物や人里の植物(外来植物)がみられるようになりました。

外来植物は、工事資材や工事車両のタイヤに付着した泥と一緒に立山カルデラ内に入ってきていると

考えられています。

現場の滝谷は、立山カルデラ内で最も標高が高い位置にあり、貴重な植物も多く生育することから、現場

入口の仮橋にタイヤ洗浄装置を設置し、タイヤの泥を落とすことで、外来植物の防除につとめています。

仮橋に設置した装置から水が出ている様子↓

仮橋通過中のダンプトラックのタイヤ洗浄状況↓

水谷宿舎

立山カルデラは、標高1100m以上あり、積雪のため6月から10月しか工事できません。

この期間は工事関係者約200人が水谷平で寝食を共にします。

水谷宿舎に続く道はひとつしかなく、トンネルは乗用車1台が通行できる幅しかないので、

宿舎建設には、カニクレーンと呼ばれる小さな特殊クレーンを使用します。

カニクレーンが白岩トンネルを通過↓

白岩トンネル内を車で移動する動画↓※音量注意

宿舎建設状況↓

立山カルデラ安全祈願祭・上山式

5月28日立山砂防事務所にて、立山砂防工事の工事関係者が集まり、安全祈願祭と上山式が行われました。

工事期間中の6月から10月は、200名を上回る工事関係者が上山し、水谷平に宿泊して工事を実施します。

安全祈願祭・上山式では、水谷出張所職員及び工事関係者の上山中の健康、安全、奮闘を祈念しました。

また、地元の立山小学校児童、小見小学校児童に応援の言葉をもらい、工事関係者のトロッコでの出発を見送ってもらいました。

安全祈願祭の様子↓

DSCF8081

上山式の様子↓

ホームページを開設しました。

滝谷第1号砂防堰堤及び工事用道路工事の現場ホームページを開設しました。

どうぞよろしくお願い致します。