工事完成

10月13日に現場休憩所の撤去を行い、無事に工事を完成することができました。

今年は7月の豪雨による被災宿舎の台風被害がありましたが、例年より雨日数が少なく天候が

安定していたため、工期短縮に努め予定より早く工事を進捗させることができました。

工事に携わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

H30年完成 砂防堰堤工事↓

H30年完成 工事用道路工事↓

                              工事担当者   伊東 聡史

                                      山尾 亮介

砂防堰堤工事完了

9月24日に垂直壁、9月30日に側壁(副堰堤-垂直壁間)のコンクリート打設(四次施工)が完了し、

五次施工である垂直壁の上下流及び側壁背面の埋戻し作業を行いました。

その後、仮締切の撤去し、河道を整形して砂防堰堤工事が完成しました。

最後に資材や重機、現場休憩所の撤去作業を行い工事が完了します。

四次施工完了↓

 

五次施工(側壁背面埋戻し)状況↓

 

堰堤工事完了↓

 

転圧コンクリート舗装

ICTによる道路土工が完了し、今年度の道路改良工事では最後の工程となる転圧コンクリート舗装

を行いました。

転圧コンクリート舗装は、従来の舗装コンクリートよりも単位水量が少ない硬練りコンクリートを

敷き均し振動ローラで転圧する工法で通常のコンクリート舗装に比べて施工速度が速く、強度発現

が速いため養生時間が短く、工期短縮、早期交通開放が可能です。

         硬練りコンクリート(18-0-25BB)敷き均し状況・転圧状況↓

 

       散水養生状況↓

振動ローラによる転圧作業時に周囲の作業員と接触する事故を防止するためNETIS登録の作業員装着

警報感知システム「みはり組」を使用しています。

    ローラ装着の感知センサー↓          オペレーター用警報装置↓

 

     作業員装着警報装置↓

転圧コンクリート舗装完了↓

ICT土工の完了

道路土工においてICT技術の全面的な活用を行うため、3次元起工測量を行ってからICT建機による

路体盛土の施工を進めてきました。

道路線形がかなり屈曲した形状で道路勾配も16%と急であることから法面整形に時間を要しまし

たが作業が完了しました。

完成した施工現場の写真↓

 

完成後に3次元出来形計測をTLS(地上型レーザースキャナー)測量を実施して、出来形評価用デー

タと3次元設計データの面データとの較差の割合をプロットした出来形分布図(ヒートマップ)を作

成しました。

TLS出来形測量↓

出来形管理図表↓

 

垂直壁コンクリート

四次施工の垂直壁コンクリートの打設量は約100m3であり、同時施工の副堰堤-垂直壁間の側壁と

合わせて210m3になり、5回での打設を予定しています。

垂直壁・側壁打設計画図↓

垂直壁と側壁は、壺状になっている施工箇所の一番深く狭い場所での作業になり、雨水の流入、湧水

による水没、法面の崩壊等の危険が伴うので細心の注意を払い作業を進めていきます。

垂直壁G,H-1型枠組立完了↓

 

コンクリート打設状況↓

 

垂直壁・側壁の掘削、床付け

三次施工が完了し、四次施工の最初の作業である垂直壁及び副堰堤-垂直壁間の側壁基礎部の根入れ

掘削を行いました。

垂直壁・側壁部の掘削は床付け幅が約5m×8mと狭く、また転石も多く埋まっていたので、バックホ

ウ(1.2m3、0.7m3、0.4m3)、ブレーカーなどの重機を作業に合わせ変更しながら施工しました。

掘削・床付け状況↓

 

転石破砕状況↓

 

掘削・床付け完了↓

 

側壁背面埋戻し

二次施工の本堰堤と副堰堤間の側壁コンクリートが終わり、三次施工である側壁背面の埋戻しを施工します。

まず副堰堤右岸側下流に盛土で仮設進入路を副堰堤を乗越すように形成します↓


仮設進入路形成完了↓

仮設進入路形成後、側壁背面の土砂埋戻しを行いました。

側壁背面埋戻し完了↓

 

 

二次施工(本堤ー副堤間側壁・水叩き)

二次施工にあたる本堰堤と副堰堤間の側壁と水叩きの施工を行いました。

先に施工した側壁均しコンクリートと水叩き床付けの上に構築します。

コンクリートの打設手順は副堰堤コンクリートと殆ど同じですが、側壁は高さ6.7mで下幅3m、

上幅1mと非常に狭い場所での作業になります。

打設回数を重ね高くなるほど作業スペースがなくなり、生コン打設時には打設高さが1m以下に

なるよう提灯シュートを使用しています。

側壁背面からの湧水を正面の水叩きに流すための水抜パイプ設置↓

水叩き型枠組立・コンクリート打設状況↓

 

一次施工の副堰堤コンクリート、二次施工の側壁・水叩きコンクリートが完了し、次は三次施工

側壁背面埋戻しの施工に入っていきます。

ICT建機による施工

今回、道路土工においてICT技術の全面的な活用を行うため、衛星測位システム(GNSS)

を用いたマシンガイダンスバックホウを使用した。

マシンガイダンスとは3次元設計データを建機に搭載させ、設計断面と操作するバケット位置

が分かりやすくモニターに表示されることで従来の丁張設置が不要となる。

  GNSSマシンガイダンスバックホウ       現場に設置したGNSS基準局

 

このマシンガイダンスバックホウは法面整形に使用するだけでなく搭載している機能の一つに基準

高を入力して水平面でセットできることから、基準高を決めて路体盛土の30㎝巻き出しを行った。

      基準高設定による敷均し          30㎝巻き出しモニター画面

 

3次元起工測量

今回、道路土工においてICT技術の全面的な活用を行うため、3次元起工測量を実施した。

3次元起工測量はUAV(無人航空機)またはLS(レーザースキャナー)等で行い点群デー

タを取得しなければいけない。本工事では、TLS(地上型レーザースキャナー)測量を実施

した。

       TLS起工測量           TLS機器(TOPCN GLS-2000)

 

     今年のICT施工現場写真          TLSで測量した点群データ

 

    今回作成した3次元設計データ      起工測量の点群データと設計データを合成

 

滝谷渡河部

滝谷工事用道路の渡河施設の工事を6月下旬から開始し、7月初旬の豪雨の影響で1週間程度、工事の遅れ

はありましたが無事作業が完了しました。渡河施設での作業は直径2.0mのコルゲートパイプを設置し、

土砂で埋めて転圧を行い、洗堀防止のために上流・下流面を直径約1.0mの巨石を積んでコンクリートで

固める構造です。

 

渡河施設の先120mを盛土して工事用道路を築造し、ICT技術の全面的な活用を行います。

国土交通省では、建設現場で働く労働者一人一人の生産性を向上させ、魅力ある建設現場を実現する

i-Construction(アイ・コンストラクション)の取り組みを進めており、主な施策であるICT技術を建設

現場に導入します。

 

ICT技術とは3次元で起工測量施工(マシンガイダンス)→出来形評価を行う技術であり、下図のような

3次元設計データを建設機械に取り込み施工を行います。

滝谷工事用道路

豪雨による被害

台風7号が平成30年7月4日午後3時に日本海で温帯低気圧に変わり、低気圧が活発化、大気の状態が

非常に不安定となり、山間部を中心に強い雨が降り続いた。

この雨は平成30年7月豪雨と呼ばれ、滝谷雨量観測所においても7月4日(水)PM2:00より7月6日(金)

AM0:00までに連続雨量275㎜に達するとともに、時間雨量が7月5日(木)AM8:15頃には、45㎜/h

を記録する豪雨に見舞われた。

被災前 現場状況(7月4日)↓

被災日 現場状況(7月5日)↓

急激に増水し土砂とともに流下した。

被害状況(7月6日)↓

仮締切は決壊し約300m3の土砂が施工箇所に流れ込み堆積した。

復旧1日目(7月9日)↓

天候が回復した翌日から仮締切の復旧及び堆積土砂の搬出から取り掛かった。

復旧3日目(7月11日)↓

仮締切の向きをクレーン設置位置の手前まで広げ、仮水路へ流入し易くなるよう復旧した。

復旧作業は迅速に進み3日間で復旧完了することができた。

復旧後の仮締切↓

側壁(本堤-副堤間)・水叩の施工

二次施工である本堰堤と副堰堤間の側壁・水叩の施工を副堰堤と並行して行います。

打設量は約270m3あり、5回での打設を予定しています。

側壁・水叩打設割図↓

側壁の基面を入念に振動ローラで転圧し床付が完了しました↓

打設回数を少なくし工程短縮を図るために均しコンクリートを打設しました↓

副堰堤コンクリート

今回の堰堤コンクリートの施工総量は約1000m3ですが、次施工である副堰堤は480m3と約半分

の施工量となり7回の打設を予定しています。

副堰堤打設計画図↓

コンクリートの配合は、設計強度18N、骨材の最大粒径8㎝、スランプ5㎝の通称ダムコンクリート

と呼ばれるものです。

これを生コンホッパー(1m3)に入れてラフテレーンクレーン(25t級)で吊り込み打設を行います。

打込み高さは、1m以下と定められていることから一目でわかるように黄色のプラチェーンを生コン

ホッパーに取付けチェーンが打設面につくまでホッパーの高さを下げて打込みを打込みを行っています。

プラチェーンは何かに引っかかってもすぐに切れることから安全に作業することができます。

コンクリート打設状況↓

生コンクリートの締固め機械は高周波バイブレータΦ60×2本を使用しています。

一層の打設高さは40~50㎝を標準と定められており、下層のコンクリートに10㎝以上挿入しなければ

いけないことから、わかりやすくバイブレータにマーキングのテープを巻き作業を行っています。

生コンクリートの締固め状況↓

コンクリートの養生には、NETIS登録のアクアマットという保水性の高いものを使用し、散水養生には、

ホースを上流側から配管して川水を自然流下させ、24時間湿潤状態を保てるように工夫しています。

散水養生状況↓

仮締切及び仮水路

今年堰堤工事を施工するうえで、安全上最も重要である仮締切及び仮水路の施工が完了しました。

川水は本堤の水抜き暗渠から流れていますが、堰堤右岸側を施工するため、川水を左岸側の既存

仮水路に切回す必要があります。

仮締切は昨年度も崩壊していることから締切鋼製枠と洗堀防止のために底打ちコンクリートを打設

しました。

締切鋼製枠は中詰め土砂を入れるだけで簡単に施工でき水圧にも強く止水性も優れています。

既設仮水路は垂直壁掘削時の影響範囲の入っているため、下流部の再設置を行いました。

仮締切は10月中旬までの約4か月間、設置したままとなります。山間地であることから大雨による

増水・土石流の危険もあることから、最後まで決壊せずにもってくれればと祈るばかりです。

 

仮橋設置

今年最初の作業として仮橋を設置しました。

仮橋は冬季の積雪の重さで橋が壊れてしまうため、毎年の工事終わりに覆工板を取外し、工事始めに設置します。

仮橋設置前↓

レッカー車での仮橋設置状況↓

仮橋設置完了↓

H30年工事着工前

工事着工前の現場の様子です。

6月ですが標高約1500mの現場環境から残雪が確認できます。

今年も無事故で終えれるよう安全第一で工事を行います。

滝谷第1号砂防堰堤全景↓

堰堤工事箇所↓

道路改良工事箇所↓